2009年7月31日金曜日

温故知新

私の好きな言葉である。常に新しい物、便利な物、目先の物に走らず、古き物良き物を勉強、研究し、新しき物を知る、そして新しい物を生み出す(先人の英知を借り)、私の靴造りの哲学でもある。
その、私の靴造りの哲学的な部分をくすぐる考えの持ち主が、ここ、いわき市にも存在する。
油座建設 代表取締役社長 油座徹である。
何と、保育園時代からの同級生である。
正直、保育園時代はすごく仲良がよかったが、私がサッカー部、徹が剣道部という事もあり、最近まで、一緒に何かをするという事が無かった。
徹が実家を継いだ事は知っていたが........。徹は徹で、私が靴を造っているのを知っていたらしい、勿論、道で会ったらしゃべったりしていたし.....。
それが、ひょんな事から親交が深まった、そう、飲み屋で会いました!
奴、酔った勢いで言ったと、後に暴露したが、モデルルームをギャラリーとして貸し出しているので、1ヶ月間、靴を置いて欲しいとの事だった.....。
私も、いわき市で私の靴を買う人がいるのかね?と思いつつ、お返しとばかりに、酔った勢いでYESMANと化したのである。
その後、1度、モデルルーム(ギャラリー)を見学ということで、ギャラリー楓を訪れた。
すごい、その1言です.......。

ここで、初めて思い出した、油座建設は昔ながらの数寄屋造りの家を造っていた事を.......。
3代目になるのか?徹は?
その後、打ち合わせという名目で飲みに行き、奴の仕事に対するスタンス、伝統を重んじる心、そして、その伝統に裏打ちされた自信を感じたのである。
以下、油座建設が造った建物、何点か網羅、すげっーすよ!



このような、伝統的な建物に私は何故か、心を打たれる、ドンと構えた仕事というか.....。
ただ、徹も[前轍を踏む]タイプの人間ではない。常に新しい事を求め思考する日々なのである。
前轍を踏む?徹のおやじさん、別に失敗してないから、この表現、間違いだな........!
徹が今、提案している建物、これはこれで.........!



良いでしょう!正に温故知新!数寄屋造りの技術をこんな感じでアレンジするんっすよ.....!
おっさん2人が、ただ、飲んでると御思いでしょうが?とある居酒屋では、一瞬だけキラリと光るクリエイティブな会話が繰広げられる訳です!
本当、一瞬なのでまばたきしてると、見逃しますよ!
後は、殆ど、駄目なおっさんの会話なのです。って何か?

2009年7月30日木曜日

寝れない夜には

この時期、暑さと、今期A/Wの生産、来期S/Sのサンプルのデザイン、素材決めなどで、かなりバタバタしている、明日は、ジタバタしていると思いますが、何か?
この中で、1番タチの悪いのが、S/Sのデザインである........。そもそも、革靴、夏に売れないし.......。
基本、私は、夜の12時位まで、生産に時間をあてる。そこから、次期S/Sのデザインなのである。
机の前で、ビールを左手に、シャーペンを右手に、白紙の紙を睨みつけるのである。
もっと、要領がよく、時間を使えればと思うのだが、なかなか上手くいかない。
まして、天才ではないので、ポンポンとデザインも思い浮かばない..........。
ある程度の時間になると、そろそろ、諦めようと思うのだが、後ろ髪引かれる思いなのかどうかはわからないが、布団にまで、ビールとシャーペン、白紙の紙を持って行く始末である、深夜、布団の中で禅問答を繰広げているのである。寝れる訳が無い........
そんな時に、この曲を聴く、眠れるというか、諦めがつくというか...........。



Booker T.Jonens Jamaica Song

子供達と一緒に言葉遊びを交えた歌詞と波の音がまた良い。
波の音は胎児の時に聴いていた音なので、落ち着くと言うが、この曲本当に落ち着くし、癒される、[午後の紅茶]のCMに使われている曲!
寝れない夜には、おすすめ、正に、EVERGREENの1曲!
やばっ.......!またレコード.........!



2009年7月23日木曜日

心に残った言葉

先日、ふと鮨が食べたくなり、いわき駅近くの<鮨いとう>に行って来た。
この店、5月に知り合いのアパレルブランドKLASICAの河村夫妻が東京から遊びにくるという事で、あの手この手でリサーチし、前回のBLOGで登場したdish out trioの慎太郎君と4人で訪れた店である。
正直、最初はビビった........
何せ、カウンター8席位に小上がりが1つしかない。高いんちゃうの..........?
恐らく、皆、心の中で呟いた筈である。
私とdish out trioの慎太郎君は、初の江戸前鮨のスタイルに、感動半分、ビビリ半分。
河村夫妻は、東京での相場をイメージしていたのだろう。
食べ終わり、会計の時、安っ....!って言っていた。
勿論、4人とも、味にも大満足だったのである!
それ以来、お気に入りの鮨やになってしまい、この2ヶ月でその後、2度程訪れている。
また、この店の大将が非常に職人気質なのである。年齢も37歳と私に近く話しやすい。
先日も、仕事の話になり、ハンドメイドの靴造りが割に合わないとちょっとした愚痴をこぼした。
その話を聞き、大将はこんな話をしてくれた。
皆さん、新子という魚を御存知ですか?
コハダの稚魚の事らしい!私は、昔、将太の寿司に出ていたシンコ君からコハダの稚魚とは知っていたが、まさか、時期によっては鮪より高いとは思っていなかった.......
この新子、小さい(メダカ位らしい)が為、仕込みが大変で割に合わないらしい。
確かに、素人の私でも容易に想像がついた.......
ただ、時期になると新子を食べたくて、連絡をくれ!というお客さんが何人も居るらしい。
だから、割に合わなくても握るらしい........

そして、大将は鮨やでは[鮪と新子は意地で握る]という言葉がある事を教えてくれた。

その言葉を聞き、私も[ハンドメイドの靴は意地で造る]と心に誓ったのである。
ただ、新子は想像がついたが、鮪が割に合わないとは.......... 驚きだった!
何なら、1番割りが良いのかと..........
因に、私が唯一、鮨ネタで食べれないのが、光り物なのである...........
大将、また、食べに行きます。

2009年7月20日月曜日

JAZZ UNDER THE MIDNIGHT MOOD.........

.........とゆうイベントで久しぶりにDJをしてきた。
何年ぶりだろう?おそらく2年ぶり位になるかな?やっぱり、自分の好きな音楽を爆音で聴くのは気持ちがいいものである。
ただ、やってしまいました、ハイ、やりましたよ!
何をやったかというと、イベントの趣旨を全く理解していない選曲をしてしまったのである........!
簡単に言うと、ラウンジイベントなのに、おもいっきり上げた選曲をしてしまった......!
箱の大きさ、イベントのタイトルから考えれば、容易に想像できそうなものだが......!お恥ずかしい........!
ただ、言い訳をさせてもらえば、この、イベントの主催者dish out trio(村田君、慎太郎君、あやちゃん)のリーダー的存在、村田君とは、ほぼ初対面だったのである......!慎太郎君、あやちゃんとは以前イベントを主催していた。
そもそも、今回、DJをする事になったのは、dish out trioの慎太郎君からGUEST DJとして招かれたのである........!慎太郎君、言ってよ!好きな曲かければ良いんじゃないっすかね?じゃないでしょうが!
まあ、慎太郎君のせいだけではなく、一発目で持って来た曲がまずかった.........!
ハイこれ!

http://www.youtube.com/watch?v=uYh6mLNlC40

Serge Gainsbourg LA HORSE

ハイ、買いましたよ!で何か?この曲で、上げの選曲を予感させ.........



THE CANNONBALL ADDERLEY QUINTET ACCENT ON AFRICA
途中、このアルバムの中のLEHADIMAという曲で、求められていない疾走感を加え............
ハイ、皆さんグイグイ踊ってくれましたよ!主催者の趣旨を完全に無視して............
しかし、この日のDJ1人当たりの持ち時間は長かったな〜!
まあ、こんな時だからこそ、ふだん、1曲が長過ぎて、使いにくい曲もかけれるのだが........
勿論、上げ曲ですが、何か?
ハイ、こちら!

REY BARRETTO LA CUNA

http://www.youtube.com/watch?v=Hugp_zrYgoM

このアルバムの中のPASTIME PARADISEがすばらしい!8分30秒位あるので、イベントでは、なかなか使えないが........!STEVIE WONDERのカバー!
このような曲をかけ、フロアの温度をグイグイ上げてしまったのである!
何なら、この時までは、村田君、フロア温めておいたよ!くらいの勢いであった!
そして、DJが村田君に代わり、その何分後かに、このイベントの趣旨を知る事になるのである..........
dish out trioの皆さん、ごめんなさい..............
追伸、dish outというイベント9月に開催されるらしいです。dish out trio以外も参加するらしいので、是非、1度足を運んでみて下さい。dish out trio、良い選曲しますよ!
村田君がかけていた、STINGのENGLISHMAN IN NEWYORKのJAZZカバー格好良かったな!
そういや、15〜16年前に、こんなカバーもあったな!彼は今、何処に?
http://www.youtube.com/watch?v=mSOINigFU2E
SHINEHED JAMAICAN IN NEWYORK

この曲のカバーでこれもお気に入り!



http://www.youtube.com/watch?v=kdH05lO1yZs
CHE SUDAKA SUN PAPELES
そろそろ、靴の事、書かないとレーコード屋のBLOGと思われますよね?

2009年7月6日月曜日

何故か?


ジャクソン・ポロック

Jackson Pollock(1912−56)
アメリカ   アクション・ペインティング
兄の影響でインディアン文化、神智学に傾倒していた。
1930年、ニューヨークに出る。トマス・ハート・ベントンから学んだ。はじめは地方主義的作風であった。

1935年、ニューディール政策の一部、「連邦美術計画」の中に、ポロックがいた。(36年〜43年)
壁画を担当していた。

1936年、メキシコ壁画運動を始めたシケイロスのワークショップに参加し、大画面の制作方法などを学んだ。
その最中から、アルコール中毒で精神分析療法を受けるようになる。

はじめはネイティヴ・アメリカンの砂絵に影響されていた。
1947年以降、心理的オートマティスム(無意識)、無意識の領域からの芸術活動、に影響され、「アクション・ペイント」を始めた。

「彼が氷を割った」と言ったのは、デ・クーニングであった。
ポロックが、第二次大戦後のアメリカ美術を始めたのである。

オートマティスムの理論をさらに徹底させ「アクション・ペインティング」へと発展させた。床にカンヴァスを置き、絵の具を缶からたらしたりして描いた大画面の絵は、「オール・オーヴァー」と呼ばれた。

1956年44歳、飲酒運転による自動車事故で死亡。

何がアートかは専門家ではないのでわからないが、好きである...................!
[ドリッピング]ね〜!でも、やっぱり好きである.........!



2009年7月5日日曜日

熱くなれたもの、なっているもの

今となっては誰も信じてくれないが、私は小学、中学、高校とサッカーをやっていた。
特に小学、中学時代には、全国大会にも出場している。ちゃんとレギュラーでしたし.....、小学生時代はストッパー(今で言う守備的ボランチのようなポディション、相手のセンターフォワードをマンマークで潰す役目)、中学生時代はセンターフォワードだった。未だに、何故センターフォワードにコンバートされたのかは謎だが........?
本当なのです!信じてください!そういえば、CANNABISの担当の武生さんにサッカーをやっていたと言ったら、木田さんは悪くなくては困るって訳の分からない事言われたな..........?
そんなに、悪人のような顔なのか?
話を本題に戻すと、昨晩、そんな中学サッカー部の同窓会があった。監督の桜岡先生も含め。(桜岡先生は今、福島県サッカー協会会長)
久しぶりの再会で楽しかった。20年ぶりに再会した友達もいた。
勿論、話の話題はサッカーの思い出話である。
あの時、PK与えて負けるかと思っただったり、何故あの時、あんなことしたか今考えると笑えるだったり、実は、あのゴール狙ったんじゃなくセンタリングがたまたま入っただったり、ネタは尽きる事がなかった。レギュラーもサブもユニホームを与えられなかった奴も関係なく楽しんだ。
実は、全国大会ベスト8をかけた試合で私は大きなポカをやっている、1-0でリードされている後半、私は独走(キーパーと1対1)を外している.........!勝負事に、たらればは無いが、今でも、あれを決めていれば..........?と思う。結果2-0で破れたが。
まあ、それすら今は笑い話だが.........!
昨晩の同窓会で私の人格形成の大きな部分を少年期(サッカーをやっていた時期)が占めている事をあらためて感じた。
サッカーを通じて、勝つ事も負ける事も知った。自分の意思とは関係なく外的要因(自分達より力があるもの)に目標が絶たれる事も知った。そして何より、目標を立てる事、そしてその目標に向かって結果を恐れず努力する大切さを学んだ。
結果は所詮結果である。結果ではなく、その過程(努力)に意味があると今は思う。
勿論、努力と結果が比例しないとも思っていない。むしろ比例すると思っている。
ただ、今、私がいる場所は、小学時代、中学生時代という限られたタームではない。期間限定の努力ではどうにもならない事も多い、諦めずやり通す事が大切なのではないだろうか......!
ただ、期間限定であれ、あれほど夢中になり、熱くなり努力出来たものがあった。
あれから20年経ち、靴造りと出会い、夢中になっている。
ただ、2つほど違う事がある、大人になったからなのか、仕事だからなのかはわからないが、あの頃の純粋さはない気がする.......!そして、何より言い訳をして諦める時がある。
恥ずかしい限りである。
昨晩の同窓会で、この2つの違いを感じる事が出来た。何より諦めずにやり通す。改めて仲間に感謝である.....!
ただ、おわかりとは思いますが、今日は、完全に二日酔いである...............!


2009年7月2日木曜日

人それぞれの価値観

毎日、自宅から工房に通う道程に、古い大谷石の倉庫があった。
2ヶ月位前にたった4〜5日であっという間に壊された..............!
自分の持ち物でもないので何も言う権利はないが..............!


壊すのは簡単だが...................!
リノベートして使用するなり、何か方法がなかったのだろうか........?
大谷石の倉庫など、もう建てられる事などないであろう。
このような歴史のある建物が、何処にでもあるような建物に置き換えられてゆく........!
人それぞれの価値観で、あの建物をどのように捉えていたのかはわからないが.......!
非常に悲しい事である。

※注  写真は、いわき駅の駅前開発により2年程前に壊されたいわき市平月見町の大谷石の倉庫である。